食べられる印刷物の商品化は可能か?
- 更新日:2015/7/30
- 印刷関連情報
先日、アジアの某国に在住する友人からメールをもらった際、その中に特別に興味を引くニュースが目に止まりました。それは、その国の首都で営業しているあるコーヒーショップで、カプチーノの表面に写真を印刷して販売しているというものでした。もちろん、それは普通に飲めます。料金はかなり割高になるそうですが、それでも人気は上々だということでした。
詳細は不明ですが、それは恐らくインクジェット式のプリンターを応用したものではないかと思われます。そのプリンターに食べられる特殊なインクを用いて、写真などを印刷するのでしょう。友人からのメールに添付してあった画像を見ると、なかなか綺麗に刷り上っていて、何だか飲むのがもったいないように感じるほどでした。
そのカプチーノを知った時、これは他の多くの食品にも応用できるのではないかと思いました。たとえば日本が世界に誇るヘルシー・フードである、豆腐などはいかがでしょうか。
豆腐の表面にもカプチーノと同じようにして、美しくプリントできるはずです。その他にも探せば切りがないほど、多くの食品に印刷は可能でしょう。それは楽しい遊び心が感じられ、人気商品となるかもしれません。
ただ、技術的には十分に可能であるとしても、印刷コストの心配があります。コスト・パフォーマンスを向上させないことには、商品化しても安定して利益を上げ続けるのは難しいでしょう。日本の印刷技術によって、何とかならないものか、今後が期待されるところです。