みなさんはポスターを掲載することの目的についてどのようなイメージを持っていますか?
「企業や商品の宣伝効果」、「いじめ、迷惑行為の防止の訴え」、または「アーティストなどのポスターをインテリアとして部屋に飾る」など人それぞれだと思いますが、ポスターの根本的な目的といえば「何かを伝える」,つまり集客ということだと思います。その「何かを伝える」ためのポスターですが、一つまた違った活用の方法があるのではないでしょうか?
最近ニュースで話題になった新宿駅に貼り出された嵐のポスター騒動を例に挙げてみましょう。この嵐のポスターは嵐の新番組「あたらしあらし」の宣伝として放送の6日前からカウントダウンとして、毎日日替わりで違ったデザインになっていくというもの。このポスターに嵐の熱狂的なファンが新宿駅に殺到し、一時は警察沙汰にまでなるある種の社会的現象を生み出しました。
もともとこのポスターが貼り出された目的としては「番組の宣伝として」です。しかし、本来の目的とは別にポスター自体を目当てに来るファンが大勢集まりました。
この現象を別のことに利用はできないでしょうか?ポスターを貼ることにより人が集まる,つまり集客するというこの構図ができれば、「何かを伝える」ためにポスターを貼るのではなく「人を集める」ためにポスターを貼るということが可能になるということです。
例えば店舗の周辺にこのような話題になるポスターが掲載されれば、それなりの集客効果が期待できますし、売り上げの向上にもつながってくると思います。ポスターの本来持つ役割を成さないことを逆手にとって有効に活用できるのです。
集客に頭を悩ませている経営者の方々は、こういった手法も取り入れてポスターを掲載してみると面白いのではないでしょうか。
そもそもポスターの主な目的は広告や宣伝です。
広告や宣伝は多くの場所に掲示され、人々の目に止まり、さらには何回も目にすることで効果が高まると考えられます。そのため、ポスターはほとんどの場合において大量に作成される必要があります。
昔はそのようなポスターも手書きだったのかもしれません。しかし、現代のポスターは印刷によって大量に作成されています。官公庁による啓蒙ポスター、商品やサービスをアピールするためのポスター、催しの案内のポスター。このようにポスターの需要は大変多く、つまりポスター印刷の需要も同じく多いのです。
また、これらとは全く別の需要として自分で楽しむためのポスターもあります。アイドルや美しい景色のポスターはやはり美しく仕上がっていることが非常に重要で、これはポスター印刷ならではのものではないでしょうか。
このようにポスターは多くの目的で作成され、需要があり、そのためにはポスター印刷という技術が必要なのです。