ポスターに人の興味を引くための情報の載せ方
- 更新日:2015/7/15
- ポスター関連情報
「ポスター」と一言でいっても、たった一枚の紙で歩いている人に色々なことを知らせようとしているのですから、とても奥の深い物です。では、どうしたら人の興味を引くポスターが作れるでしょうか?今日はポスターにどの程度の情報を載せることが大切かという点を考えてみたいと思います。
コンサートや美術展、各種バーゲンや売り出しなど種類が多く、内容もさまざまなのですが、その告知の対象者は「道を行く人」「駅を利用する人」など、動いている(歩いている)人がほとんどです。なので、いかに人の視線を引っぱってくるか、興味を引くことができるかがとても重要になります。
告知する側としては、できるだけ情報を詰め込みたく思ってしまうものですが、詰め込み過ぎるとただの情報の固まりとなり、流れて行く人はその内容を認識することすらできません。なので、本当に必要な最小限の情報だけを選びます。そして、絵も文字もいかに効果的に「見せる」ものにするかも重要です。
歩いている人の目を引き、歩きながらでもイベントがあるということをおおまかにでも認識させて興味を持たせるということはとても難しいことですが、インターネットを利用した「必要として調べる」情報と違い、目にする人も多く、その情報に触れる対象者はとても広範囲となります。ポスターを利用した広告の有効性はとても高く、内容を細かく読んでいない人でも印象として記憶に留めます。その印象という記憶はイベント告知だけではなく、企業の認知度やイメージをあげることにも有効です。
色々なものがデジタル化していく中でも、人の興味を引くポスターの持つ力はこれからも変わることはありません。
人の興味を引くポスターを作成するには、どうしたらいいのでしょうか。一目で人を引き付けるポスターというのは簡単には作れるものではありませんが、しっかりとポスター作成時のコツを掴んでいれば、それほど難しいことではないのです。では、どのようなことに気をつけていればよいのでしょうか。
ポスター作成時にしてしまいがちなこととして、見た目を気にしすぎてしまって、伝えたい情報を伝えることが出来ないということです。それではせっかくのポスターも意味を成しません。まずは伝えたい情報を整理した上でポスター作成を始めるとよいでしょう。
どこで開催されるのか、いつまでのキャンペーンなのかなど、そのポスターで伝えたいことの中でも基本的な情報をまずまとめておきましょう。情報の詰め込みすぎはいけません。
ここまですれば、ポスターとして最低限の力を発揮できるものが揃うはずです。これからポスターを作成する方は、まず日時など基本的な情報を欠かさずに書き込むようにしておきましょう。
ポスターは正直言って「目だってナンボ」であることが重要です。目立たなければ人の興味を引くことは決してできません。何らかの都合でポスターを作ることになった場合は、これから紹介する2つのポイントを忘れないでください。
1つは、いくつもの情報を目立たせようとしないこと。商品名、イベント名、開催期日など、どうしてもここだけは譲れないという部分を強調することです。イベントの場合は場所や内容など、もっと他にも強調したいことはあるのでしょうが、イベントそのものの名称を知ってもらえないとイベントそのものへの関心を持ってもらえないわけですから、情報はできる限り1つに絞った方がいいでしょう。
あともう1つは、趣旨と合致するか、あるいは相反するかのビジュアルにすることです。名称とポスターデザインが一致しなければ見た人も違和感しか感じません。その違和感をうまく顧客等への興味関心を高めるために活用できると、ポスターの価値も生きるということになりますので、絶妙のバランスが必要です。